映画館での忘れられない失態!私が端っこ席を選ぶ理由

私は映画を観に行くと必ず一番端っこの席を選ぶ。
なぜなら過去に大失態を起こしてしまったからだ。
今から22年前(2003年)、私は初めて一人で映画を観に行った。
当時大ヒットした「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ」だった。
一人でチャレンジしたいくらい観たかった映画、とりあえず映画といえばポップコーンとジュース!
しかしポップコーンの量は一人で食べきれる量ではなく、コーラだけを買った。

公開して間もない時、映画館はほぼ満席状態で両隣に知らない人がいる状態。
今思えば最近の映画館とは違い、座席の間隔も狭かったように感じた。
上映が始まり1時間くらい経った。
おもしろさのあまり集中力が増し、買ったコーラには手を伸ばさなかった。
そこから今でも忘れることができない失態を起こす。
映画館での失態内容
結論からいうと、映画の最中に隣にいた知らないおじさんの烏龍茶を飲んでしまった・・

・・・もうね、それからは映画に集中できないわけですよ。
通常、自分の飲み物は座席右側にある。
少しキリのいいシーンで無意識に左側の飲み物を取ってしまった。
コーラのはずが炭酸の無い烏龍茶。
「しまった!!飲んでしまった!!」
頭の中が真っ白、もちろん踊る大捜査線の内容も入ってこない。
左隣は暗くてよくは見えなかったがおじさんだった。
これがお姉さんだったらとか下心は全くなく、他人の飲み物に口をつけた!!
しかもまだ結構入っている!!
私がおじさんの烏龍茶を飲んだ後、おじさんは何も言わずに深く座った椅子から少し体制を変えた。
心の声「うぁ~これは気づいているのか?!いや絶対気づいてる!今動いたし!!」
「謝るか・・・それか自分が気づかなかったフリをするか・・」
もう主演の織田裕二さんが「レインボーブリッジ封鎖できません!」の名台詞のように、私はこのおじさんとの境を壁で封鎖したかった。
しばらく自問自答した。
そうか私は利き手は右だが、野球をやっていた時は左打ちだ!
左スイングの要領で左の飲み物を取った!?

いや関係ない!ただのポカミスだ!
それから終盤までおじさんは自分の烏龍茶を手に取っていない。
そりゃそうだ、私が口をつけたのだから。
もうこれ程までに楽しみにしていた映画が早く終わってほしいと思ったことがない。
ついに最後のエンドロール、主題歌Love Somebodyが流れている最中に私は何も言わずに退席した。
当時の私は消極的で決して立派な大人ではなく、謝ることができなかった。
どうかエンドロールの最中に飲んでいてほしい・・・
私が飲んだことに気づいていないでほしい・・・
もしそのおじさんがこのブログを見てらっしゃるなら謝りたい。
烏龍茶飲んですみませんでした。
映画は必ず端っこを取る!!
それからというもの一人で映画には行っていないが今回22年ぶりに挑戦しようと思う。
『鬼滅の刃 無限城編 第一章』

私は原作を読んでいないので炭治郎たちがどうなっていくのかは全く知らない。
だからこそTVの続きである映画を観たい。
当然、私の狙いは前売り券や入場特典ではなく、スクリーン向かって左端の席だ。
左隣に人が来なければ他人の飲み物を取ることはない!
左隣には誰も来させない 絶対に!!