アガベ初心者必見!細かな育成方法よりも大切な事 4選
こんにちは、モジビトです。チタノンのアガベ育成記をご覧頂きありがとうございます。
このブログを読んで頂いているという事は、既にアガベの沼にハマりましたか?もしくはハマりかけていますか? (辞:沼にハマるとは→夢中になって抜け出せない状況)
私もアガベの沼にハマって早5年が経ちましたが、最初は解らないことだらけでした。しかし勉強してトライアンドエラーを繰り返し立派なアガベを育てれるようにまでなりました。
このチタノンのアガベ育成記では、私自身が主にアガベチタノタを育成していく中で失敗や成功したこと、自分なりの考え方などを書いていきます。
※決してこのブログで書かれている事だけが正解ということではありませんので、ご自身で信頼出来る方を見つけたり、私のブログ内容を参考にしていただければ幸いです。
早速ですがまず初めに初心者の方にお伝えしたい事、それは「細かな育成方法よりも先に知るべき大切な事がある」という内容を4つご紹介させてください。
これを知らないと決してアガベが育たないなんてことはありませんが、何事も準備と心構えが良ければ順調に物事は進んでいきます。
アガベ初心者が把握すべき4つの心得
インスタやYouTube等でカッコよく育てられたアガベを見て「よし!早速アガベを買って育成しよう!」と思うでしょう。
待ってください!
それはマラソン選手が準備体操もせずにいきなりスタートするようなことと同じです。アガベ育成もスタートの前に準備や心構えが大切です。
それは下記の内容となります。
1 室内育成と屋外育成どちらが自分に適しているのか
2 信頼できるところでアガベを購入する
3 SNSの情報を全て鵜呑みにしない
4 不安を一人で抱え込まない
最低でもこの4つを心得る事で必ずあなたが理想とするアガベが育つと思います。以下、詳しくご説明します。
1 室内育成と屋外育成どちらが自分に適しているのか
アガベ育成においての全てのスタートは室内と屋外どちらで育てたいのか、又は育てられそうなのかを考えます。
室内育成がおすすめの方
例えばご自宅の屋外に育成スペースが無く、日当たりもあまり良くない状況だとしたら室内育成が適しているでしょう。但し、室内育成となると太陽光の代わりとなる育成ライトや自然のような風を送るサーキュレーターなどの設備が必要となります。このような設備が整い次第、アガベを購入するのが理想的です。また、葉が締まった形のアガベにしたいのであれば、アガベの真上から育成ライトを照射する室内育成が適しています。
屋外育成がおすすめの方
室内では小さなお子様がいらっしゃるご家庭はアガベの棘(鋸歯)が刺さる怪我のリスクや育成場所を確保出来ない、電気代を少しでもかけたくない等、そのような問題がある方は屋外育成が適しています。屋外育成はなるべく日当たりが良く雨に直接当たらない場所が良いため、太陽の光が入る雨よけを準備することをおすすめします。また、成長スピードが早く実感出来るのは本物の太陽光を浴びせる屋外育成が適しています。
今回はそのような育成方法は割愛しますが、室内屋外どちらにしてもアガベを育てることが可能です。
2 アガベは信頼出来るところで購入する
悲しい現実ですが、アガベを販売する世界には私たちが求めて購入したアガベと違う品種を意図的に販売して儲ける悪い人がいます。
なぜ騙されてしまうのかは大きく分けて2つあります。
①ヤフオクやメルカリなどのオンラインで簡単に購入することが出来る時代です。しかし、実際に販売している方の素性がわかりにくいことや購入しようとするアガベを手に取って見ることが出来ず写真でしかわからない事です。※出品している方全てが悪質ではありません
②アガベが仔株の頃は私達が求めている品種なのか判断が難しい事です。アガベは大きくなってみないとわからない個体がほとんどで、仔株の状態を悪質業者から購入し数年後に実は違ったアガベを育てていたという事もありえます。
信頼して購入出来る基準とは?
最終的には自分自身で判断するしかありませんが、私が思う基準はこの二つかなと思います。
① 植物園芸店やアガベ専門店のようなお店を構え、長きに渡り販売している
② オンラインではSNS等で販売者が顔を出している、又は販売実績を公表している
①のお店で直接の購入は、同じアガベでもお店によって値段の差だったり妥当な値段なのかという疑問はあると思いますが、店員さんの顔がわかりお客さんも多く出入りしているようなところは経営がしっかりとされている証拠です。また、ほとんどのお店はアガベを仕入れる先(生産者)がありますが、経営が長くされているようなところはそのような仕入れ先の選択も怪しいところと契約する可能性が低いでしょう。
②のオンラインでの購入は、例えば長きに渡りYouTubeやインスタをやっていて販売者が顔を出していたり、メルカリでの販売実績、多くの高評価や購入者のコメントは信頼出来る基準となります。
※ヤフオク、メルカリの評価についてはサクラ行為で高評価やコメントを載せる悪質な方もいますのでそこの判別は難しいところですが、逆に低評価の内容も見れるのであれば確認して「これくらいの低評価なら別に問題無いな」と自分自身で判断して購入を検討するしかないです。
私も植物園芸店やオンラインでアガベを購入することがありますが、5年間詐欺にあった事はありません。ただ、金額に関しては5年前に比べると物価高の影響やアガベの需要と供給の違いで少し差が出てきたと感じております。
モジビトはどこで購入しているの?
私がアガベを購入しているところをご紹介します。
色んな植物園芸店やオンラインで購入していますが、中でも一番購入回数が多いのはTHE CORE(ザ コア)さんという販売業者です。
THE COREさんはYouTubeやインスタ、オンライン販売、不定期ですがハウス直売を行っています。スタッフの方も育成の悩みを親身に聞いてくださってとても信頼出来るところだなと感じました。また、販売しているアガベの仔株ですが、オンライン販売サイトにその仔株の親株も写真で掲載してくださっています。要はその仔株が大きくなればその親株とほぼ同じ姿になることを証明しています。
ハウスでの販売は不定期ですが直売価格で通常よりもリーズナブルにアガベやユーフォルビアを購入することが出来ます。
オンライン販売サイトのリンクを貼っていますのでぜひ参考にしてください。
その他おすすめの購入方法とは?
初心者の方におすすめする購入方法は、各地で行われている植物イベントでの販売会です。アガベの種類によってイベント価格で購入出来たりします。また、販売者さんと育成方法について直接お話出来たり、実際のアガベを手に取って見る事が出来ます。植物イベントの開催情報は、アガベに関するインスタをやられている方やお店をフォローしていればいつしか情報が流れてきますので、お住まいの近くや行けそうな区域であればぜひ行かれてみてください。
またアガベを購入する際、気になることの一つは金額です。例えば同じサイズのアガベチタノタ白鯨という品種でも、A店は4000円だったがB店は5000円だったなど気にするところですが比較するほどキリがありません。私の考えとしては少し高く買ってしまって後悔するよりも、いつどこで買ったアガベという思い出として受け止めています。その際、大株はほぼ購入せず仔株を購入しています。理由は大株に比べて安価である事と仔株からの成長過程を楽しみたいからです。
空想の世界ですが、お店でアガベを選別する際は「この仔株が私に連れて帰ってくれと言っている」なんて思って連れて帰ります。ww これは私が感染したアガベ沼の毒性です。ww
3 SNSの情報を全て鵜呑みにしてはいけない
このブログもSNSじゃん!ww 鵜呑みにしてはダメなの?と相反するようなことを書きます。
私がお伝えしたいことは、これから皆様はアガベについて色々な手法で勉強していくと思います。もしその中で例えばこんな情報を得たらどうでしょう。
【園芸YouTuber Aさん】
育成ライトはアガベから20センチ上から照らしています。
用土は赤玉土3 鹿沼土2 軽石1 くん炭0.3です。
水やりは10日に1回です。
なるほど、じゃあずっとそのまま全く同じことしてみよう。で終わってはダメです!
なぜか?
・室内育成ライトは多種多様で、それぞれお持ちのライトの波長や明るさが違う
・用土の配合は人それぞれ違い、アガベの成長具合や乾燥日数を見て決める
・人それぞれの環境があり土が乾くスピードが違うため、水やりの間隔は自分自身で決める
全ては自分自身の環境や生活スタイルがあり、自分自身のオリジナルで実際にやってみる事が大切です。
園芸YouTuber Aさんも嘘は言っておらず自分自身の環境を把握し、このやり方でアガベが立派に育って成功しているからYouTubeで発信しているのです。まずはその成功の過程を参考にしてやってみる事はいいと思いますが、自分で試行錯誤する事で園芸が上達すると私は思います。
4 不安を一人で抱え込まない
人には他人と簡単に話が出来るタイプや内気で人とあまり話せないタイプ、内気だがネットコミュニティでは話せるタイプなど沢山います。
これからアガベを育てていく中で、必ず育成内容や設備の事で行き詰る事があります。しかし、一人で黙々と書籍やYouTubeを見て勉強することや、強がって誰にも聞かずにやってやる的なことも大切ですが、聞いた方が早いことは信頼出来る方に素直に聞くべきです。
「こんな事くらいで聞いてもいいのか」「自分のコメントは他人からバカにされないだろうか」など感じる方もいるでしょう。
しかしあなたがわからない事は必ず誰かもわからない内容ですので、代表して聞いてやる!的な感覚で聞いてみる事です。
YouTubeのコメント欄などで他人に見られたくない方は、下記問い合わせから質問してください。私モジビトも初心者の方へ親身に寄り添える者ですので、私のわかる範囲ですが皆様のお力になれればと思います。初心者の方々のご質問も私個人の勉強にもなりますので是非よろしくお願いします。
https://mojibitoblog.com/お問い合わせ/
まとめ
今回はアガベ育成方法を知る前に大切な事をお伝えしました。これからアガベを購入する時や育成方法を勉強していく中で、最低限の基準として心の片隅に置いていただければ失敗を少しでも無くせると思います。
アガベは色んな植物の中でも非常に強い植物です。育成方法によってはカッコいい形を保つ事は少しコツが必要ですが、アガベ自体がダメになってしまうなんて事はよほどの悪条件でない限りありません。そこは初心者の方も安心して入門できる植物だと思いますので、ぜひ色んな品種のアガベを育ててみてください。