アガベの子株を大きくしたい!鉢増しのタイミングと方法とは?!

こんにちはモジビトです。
園芸店やネットで購入したアガベの子株、早く大人の株姿になってほしいですよね。
今回は子株の成長を早める方法の1つ『鉢増し』について記事にしました。
早く大人の株にしたい
子株の成長が遅くなった気がする
鉢増しの方法やタイミングは?
鉢増し後の管理方法は?
このような悩みを持つ方に向けてわかりやすく解説します。
※説明の前提として私がやっている子株管理方法はこれです。
【 水 】 2日に1回
【 風 】 空気循環のみ
【 光 】 30000ルクス程度(PPFD 500程度)
【 鉢 】 プレステラ90 深型
【 用土 】 硬質赤玉土 細粒メイン
【 液肥 】 リキダス 2週間に1回

展葉が遅くなった時が鉢増しのタイミング
鉢増しのタイミングとして明らかなことは、展葉が遅くなってきた時です。
※ストレスカラーや病害虫による展葉遅れは除きます。
展葉とは?
植物の葉が展開していくこと
正直、子株を鉢増しするタイミングは人それぞれで経験的なところもあります。
葉の大きさや鋸歯の出方、最初から大きな鉢に子株を植えて鉢増ししない人もいます。
しかし私の経験から健康な状態で子株を育てている中なら、明らかな判断基準は展葉の遅れです。


根詰まりすると展葉が遅くなる
子株のころはとにかく根をたくさん出させることが重要です。
小さな鉢であればある程、根詰まりが早くなり展葉が遅くなります。


根の成長=展葉の促進だよ
特にアガベの根は下方向へと伸びるので、根をたくさん出させるためにも深い鉢が適しています。
子株の鉢増し(植え替え)方法
子株の鉢増し(植え替え)方法はこれです。
根や用土を整理せずそのまま鉢増しする
一回り~二回り大きな鉢に植える
それぞれ詳しくみていきましょう。
根や用土を整理せずそのまま鉢増しする
アガベの子株を鉢増しする方法はこれです!
根を切ったりして整理しない
用土は軽く手でほぐす程度
枯れ葉のみ取り除く


でも園芸書籍で植え替えは根の整理をしてって書いてるよ

それはある程度アガベが大きくなった時がいいよ
子株は大株に比べて根が細く、整理しようとすると切れやすい
根の成長が自然と次の鉢に馴染む
アガベの子株は大株に比べて体力もありません。
根は命とも言えますので大切に扱いましょう。
一回り~二回り大きな鉢に植える
根っこを促進させ子株を大きくしたければ一回り~二回り大きな鉢に植え替えます。
プレステラ90 深型
プレステラ105 深型



この時、次に入れる用土はどんなものがいいの?

子株に使っていた細粒の用土よりも粒が大きい用土がいいよ
用土は保水性、排水性、通気性に優れた小粒がおすすめです。
硬質赤玉土 小粒 3
硬質鹿沼土 小粒 3
軽石 小粒 1
竹炭 小粒 0.3
ゼオライト 小粒 0.3
マグァンプ 小粒 一つまみ
※用土については人それぞれの環境によって変わりますので、ご自身でブレンドしてみてください。
鉢増し後の管理方法
私がやっている鉢増し後の管理方法はこちらです。
【 水 】 2日に1回
【 風 】 空気循環のみ
【 光 】 40000ルクス程度(PPFE600程)
【 鉢 】 プレステラ105 深型
【 用土 】 小粒用土(こちらを参照#用土)
【 液肥 】 リキダス 2週間に1回
鉢増し前との違いは光の強さ、鉢、用土です。

30000ルクス程度(PPFD500程度)から40000ルクス程度(PPFD600程度)に強めています。
これでもアガベの光としては弱い方ですが、まだ大人の姿になっていないのでこの程度にしています。

もし光を強めることで葉の表面にストレスカラーが出た場合は、その子株のみに園芸用ネットを乗せます。
これで少しの遮光になるので、ストレスカラーが取れ成長していきます。

まとめ
今回はアガベの子株を大きくする方法の一つとして、鉢増しについて記事にしました。
①展葉が遅くなった時が鉢増しのタイミング
【理由】
根をたくさん出させた結果、根詰まりが起こっている可能性がある
②鉢増し方法はこの2つ
・根を整理せず用土だけ軽くほぐす
・一回り~二回り大きな鉢に植え替える
③鉢増し後の管理方法
光を少し強める
(PPFD500程度⇒PPFD600程度)
以上です。
ご覧頂きありがとうございました。