【初めてのアガベ子株育成】最初に知っておくべき2つの事!

こんにちはモジビトです。
これから初心者の方がアガベ チタノタの子株育成をやっていく上で、最初に知っておくべき事を2つ紹介します!
この記事では
・アガベの子株育成が初めてだから不安な方
・子株はどんなところで何を基準に買えばいいの?
このような悩みを持つ方へ、私の失敗談も含めて一緒に見ていきましょう。
目次
子株は大人の株と育成方法が違う
まず一つ目の結論を言うとこれです!
アガベには「水」「光」「風」「肥料」は必要なのですが、株の大きさや理想の形に仕立て上げるためには加減を考える必要があり、育成方法は異なります。
アガベは「株」という表現をするのが一般的です。
「1株、2株・・・」と数えたり
「この株に関しては・・・」と指定したり
「子株」「中株」「大株」とサイズを表現します。
なぜ最初にこれが大事なのか・・・私自身の失敗が教えてくれました。
私がアガベ チタノタを育成しだした頃に勉強した内容です。
①アガベには強い光が必要
②水やりは控えめに
③土を完全に乾かす
④風は直接当てる
ある日、アガベ チタノタの子株を始めて購入し、勉強した通りにやってみた結果・・

10カ月間、ずーーっとこの状態
10カ月ですよ!!
「なんで?!」
成長どころか赤身も増して全く大きくなってくれなかったのです。(泣)
その後、買った店舗に写真を見せて原因を聞いてみたら・・
店「水やり頻度が少ないですね」
店「光も強いです」
と、言われました。
いやいや、ちょっと待てーーーーい!YouTubeや書籍で勉強した事とちゃうやん!
そう、子株と大人の株では育成方法が違っただけで、私が子株にやっていたのは大人株の育成方法だったのです。
そして育成し直した結果がこれ!

1カ月くらいで健康状態に変化したのです。
もちろん初心者の方でもこれは理解している方はいると思いますが、私みたいに知らずに購入し失敗する方、もしくは今も加減を知らずに管理されている方がいれば一度見直してみてください。
子株はその親株や血統を確認して購入しよう
2つ目に知っておくべき事はこれです!
人間や動物と同じように、アガベの子株にも親がいます。
あなたの目の前にアガベ チタノタ白鯨の親株A B Cがあり、その子株同士が同じ値段で買えるならどれを選びますか?
A 凄くカッコいい白鯨
B カッコいい白鯨
C 普通の白鯨
どれを選ぶかは人それぞれで答えはありませんが、それを選べて子株を買えたのはあなたがABCの親株を見て判断できたから購入した株です。
可能であるならば親株を見てその子株を購入するほうが、あなたが気に入った親株とほぼ同じ形質の株へと成長します。
また、お店で購入する際は店員さんにその子株はOCの子株?TCの子株?実生の子株?かを確認出来ればよりベスト!
【 OC株 】
Offshoot Cultivationの略
別名:オリジナルクローン /
カキコ / 子株
親株の根元から出てきた子株を分けて、新しい株として育成する方法
※子株の発生条件はアガベの種類によって異なり、ほぼ子株をださない種類もある。
【 TC株 】
Tissue Cultureの略
別名:メリクロン株
人間の手によって親株の遺伝子を特別な環境で培養し、新しい株を作る方法
※基本的には親株とほぼ同じ姿となるが、親株の姿が明確になっていない。
【 実生株 】
親株から採取した種を大きくした株
※オリジナルクローンやメリクロン株と違って、絶対に親株と同じ姿になるとは限らない。
もしくはそれ以上にカッコいい株になる可能性を秘めている。
店舗によっては・・・
「親株の現物や写真は無いんですよ」とか
「親株はわかりませんがメリクロン株なのでお安いですよ」
と言われた場合は、「別に育てるのが好きだから親とか気にしないよ」という方は自己判断で購入されても良いと思います。
ただし・・・
通常、私達や植物達(OT株や実生株も含む)の周りには色々な菌が存在します。
逆にTC株(メリクロン株)は人間によって作られる際に、「無菌状態」つまり菌が全く無い環境で作る事が必要なのです。
その為、通常の菌がある環境に慣れさせる「順化」という生産工程を行うのですが、その「順化」が100%じゃない状態で販売店舗へ出荷されると、輸送中や私達の手元に届いた時に菌のある世界に慣れて無い所為で、株がダメになってしまいます。
ネットで調べると、よく株が溶けると言われていますが、完全に溶けて無くなるとかではなくて生成不可能になるらしいです。※私はまだこの経験はありません
メリクロン株に関しては、このような生産工程をしっかり踏まえた株が買える信頼出来る店舗から購入しましょう!
まとめ
この記事をまとめると
①子株は大人の株と育成方法が違うため、株の大きさ違いで「水」「光」「風」「肥料」を加減する必要があります。
②可能であれば親株の姿や血統を確認出来る店舗で子株を購入しましょう。
特にメリクロン株に関しては注意が必要で、信頼出来る店舗での購入をおすすめします。
以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
今後とも「たにくとごらく」をよろしくお願い致します。